退職祝いのお祝いの仕方として、歓送会や送別会などの催しを行ったり、品を贈呈したりしますが、そういった際にも、きちんとしたマナーがあります。
まず、贈答するものについては、目上の人に対してお金を渡すことは失礼に当たるため、本来は贈答品が最適とされております。ただ、もし、お金を送るという場合には、プチギフトを付けて送ることがお勧めとなります。
お金を贈答する場合には、のし紙などの水引は紅白で、蝶結びが基本です。また、アワビ結びも使うことができます。表書きには、「御引退御祝」「御定年御祝」「御祝」「御餞別」などが使われます。
書く場所は、水引の結び目の中央下に、表書きよりもやや小さく姓名を書いて、金額の目安は5千円から3万円くらいが相場となっております。
渡すものについては、目上の方で昔気質の方に送るものとして、昔は、身に着けるもので下につけるものはタブーとされてきたため、気にする方もいらっしゃるので、靴下や靴などは贈ることを避けることをお勧めします。
また、壊れたり、割れたりしやすいようなものについても避けた方が良いとされてきましたが、以前ほど意識されなくなってきているので、頭の隅に置いておく程度で覚えておくことをお勧めします。