就職祝いを贈る場合、まずは、その金額の世間相場から逸脱しないように配慮することが大切です。慣習的に、目安とされている金額が定まっています。
孫には30,000円〜50,000円、自分の子供へは30,000円、兄弟姉妹へは20,000円〜30,000円、甥や姪には10,000円〜20,000円というのが通例です。最高額が50,000円とされていますが、この数字が出てきた背景には、社会人となって一人暮らしを始めるので、家具や電化製品を購入する費用に充当してほしいという配慮があるのです。そういった思いが込められての金額です。
また、贈る相手が一人っ子の場合、育ててきた両親の気持ちを斟酌して、少し多めに考えるほうが賢明です。贈る品としては、社会人に必須のツールが望ましいです。名刺入れ、ネクタイ、ワイシャツ、財布、ボールペンなどが喜ばれています。
学生でも持っているものがほとんどですが、社会人というシチュエーションにふさわしいものを選択することが大事です。あまりに貧相なものですと、会社そのものへのイメージ低下にもつながりかねません。このように、相手の置かれた環境を考えてお祝いの品を考えることが重要となってきます。